生理痛など婦人科系の不調「生理痛など婦人科系の不調」でお悩みの方に見られる体型上の特徴○左足付け根が張る、または硬い。 ○左首すじ、または左肩にこりや痛みがある。 ○右肋骨に弾力性がない。 ○朝が苦手である。 ○快風院『均整日記』カテゴリ「婦人科系」 ○快風院『均整日記』カテゴリ「出産後の歪み」もご参照下さい。 生理痛の医学的な原因のひとつとして、「骨盤内のうっ血」が挙げられていました(別冊エッセ「女性のからだ 女性の病気(扶桑社)」90ページ)。 さらにうっ血を起こす原因としては、運動不足、便秘、きつい下着やぴったりしたジーンズ、靴なども。 均整的に見ても骨盤内のうっ血は、生理痛や生理不順を始めとした婦人科系の不調と大きな関連があります。直接的には、12種体型で分けると「骨盤型」の調整により、骨盤のかたちを整えることでうっ血を解消、子宮や卵巣の位置もあるべき位置に収めていくことになりますが、そのうっ血を解消するためには、前段階として、うっ血していた分の血液が心臓まで快適に戻っていく通り道をつけておかなければなりません。その為に大切なのが、道の途中にある肝臓なのです。 骨盤内の血液が腹部内の血管を通って心臓に戻る前には肝臓を通過します。肝臓が何らかの原因(食べ過ぎ、飲み過ぎ、睡眠不足その他)により疲れて緊張していると、骨盤内からの血液はそこで渋滞を起こしてしまい、その結果、腹部や骨盤内がうっ血してしまいます(「痔」の項もご参照下さい)。 生理中はからだから血液が出ていくわけですから、そのことで鉄分不足になるのを防ぐために、肝臓は蓄えていた鉄分を体内へ放出します。それが肝臓の仕事をひとつ増やすことにもなり、いつにも増して肝臓は疲れやすい時期であるため、渋滞も起こりやすいといえます。 よって均整では、骨盤型調整に肝臓調整(左右型調整)を加えた調整が主になります。 痛みが激しく、お薬なしではいられないという方もいらっしゃると思いますが、鎮痛薬の副作用によっても肝臓は緊張する可能性がありますから、頼りすぎるのは悪循環にならないとも限りません。 上にも書きましたが、基本的な生活習慣の見直しに加えて、適度な運動や、夏には冷房などによりからだを冷やしすぎないこと、お腹や腰の冷えるようなファッションはなるべく避ける(さらに言えば、体質によっては、おへそへのピアスも避けたほうがよいこともあります)、などにより、血液の流れをよくするように心がけて下さい。 ※ここに挙げた体型上の特徴はほんの一部ですので、他にも「こういうかたちや動きは、この症状と何か関係があるのだろうか?」と、ご自分の体について疑問を持たれた方は、遠慮なくお電話かメールにてお問い合わせ下さい。 その際、便通や血圧など体調で気のついたことや、過去の症歴、受傷歴、手術歴なども教えて下さると、食事や生活習慣など、来院しなくても改善に向かう方法をアドバイスできるかもしれませんので、思い出せる範囲でお知らせ下さい。 |